国際展示場駅や有明駅にほど近いところにある「AkeruE(アケルエ)」。理科や数学に触れ合える体験型ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」という施設から、2021年4月に生まれ変わってオープン!理数分野に“科学技術”や“アート”を融合させたクリエイティブな作品が展示されているだけでなく、実験装置を動かしたりモノづくりができる施設だというので、なんだか期待も高まります。まだ小学生になっていないわが子も楽しめるのか、少し不安もありますが行ってみることにしました……!
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国際展示場駅、有明駅からのアクセスが便利
AkeruEはりんかい線「国際展示場駅」から徒歩2分、ゆりかもめ「有明駅」から徒歩3分のところにある、パナソニックセンター東京内にあります。
今回は、5歳と2歳のわが子を連れて車で訪れました。
パナソニックセンター東京の駐車場で警備員さんにAkeruEを利用することを伝えると、「駐車場ご利用証」を発行してくれました。館内のスタッフに利用証明印を押してもらえば、3時間まで無料で停めることができるとのことです。(ホームぺージには駐車場についての記載がありませんので、車で行く場合は念のため事前に確認してみてください。)
チケット購入と事前予約はオンラインで。未就学児は無料!
パナソニックセンター東京の2階と3階がAkeruEです。
2階は無料、3階が有料フロアです。3階を見学するには、オンラインで入場予約&チケットの購入が必要。チケットの価格は、小学生以上の子ども・大人は700円(税込)、未就学児は無料です!
チケット購入時に、入場予約をします。「10時~11時」が初回、そのあとも1時間ごとに区切られていて、最終入場は「17時~18時」の回です。全部で8つの回があるので、スケジュールに合わせやすいのがgood◎。
今回訪れた日は、ゴールデンウィーク真っ只中!急に行くことが決まり、前日のチケット購入&入場予約でしたが、希望通り一番早い時間のチケットをゲットできました。連休中はどこも混雑してしまいがちですが、予約が取りやすいのは嬉しいポイントですね。
実験装置を動かしてみよう「ASTRO(アストロ)」エリア
AkeruEの入り口にあるカウンターで、事前購入したチケットを提示して受付を済ませ「ひらめき手帖」を受け取ります。
ひらめき手帖にはフロアマップが載っていたり、自由に書き込めるスペースがあります。帰ったあとも、ここでの体験を振り返られるような工夫がされているんですね。
まず3階に上がると、「かがみのへや」に案内されます。ここは、“ひらめきの入り口”。鏡に映る自分の姿を見ながら床のプロジェクションを追いかけて、わが子も大喜び!
かがみのへやを抜けると「ASTRO(アストロ)」エリア。
理数分野に“テクノロジー”や“アート”をかけあわせたクリエイターの様々な作品が展示されています。また、そのとなりには実験装置があり、どのような発想で作品がうまれたのか体験できようになっています。
子どもたちに大人気だったのは、「Looks Like Music」という作品。まずは専用の用紙を受け取り、あらかじめ書かれている黒い線の上に、好きな色のカラーマーカーを使って自由に線を引いていきます。そして、車のロボットを黒い線の上へ。さあ、スイッチを押して車が走っていくと……どうなるでしょう?
なんと、カラーマーカーで引いた線の上を通過する度に、“音”が鳴るのです!書いた線や数によってリズムや音階が変わるので、唯一無二の曲ができあがります。
「floatio(フローティオ)」という作品も、子どもたちが集まっていました。小さくて軽いりんごの球を空中に浮かせる装置です。なんで浮くの? どんなものなら浮かせられる? など、“空気”の不思議に子どもたちはハテナがいっぱい。わが子も目を輝かせていました。
このほかにも、“磁石”や“色彩”などに着目した面白い作品がたくさん!
それぞれの作品には「考えてほしいポイント」が書かれたプレートがあるので、一緒に読みながら実験すれば、もっと学びが深まりそうです。
工作好き必見の「COSMOS(コスモス)」エリア
次に行ったのは、つくってあそべる「COSMOS」エリア。こちらは席数が決まっているので、10分程度列に並びました。
COSMOSには1つテーマが設けられていて、今回のテーマは「なりたい自分をつくってみよう」でした。
イメージをふくらませながら作業ブースへ。テープやボンド、ハサミなどが1席ずつ用意されています。席はちょっとした仕切りもあるので、集中できそう。
使える材料はたくさん!ストローやリボン、ボタン、ビーズ、シール、包装紙、モールなど自由に何度でも選ぶことができます。種類の多さもですが、家では材料として渡しづらいネジやコード、木材などがあることに、わが子は興奮していました。
作業を始めると、子どもたちはみんな夢中です。試行錯誤しながら取組むわが子の姿に、成長を感じずにはいられませんでした……!
完成した作品は専用のカメラで撮影をしたり、中央にある大きなステージに乗せてあそぶこともできます。そのままステージに展示しておくこともOK。今回は、紙袋が用意されていたので持ち帰ることにしました。
無料で楽しめるエリアも充実!
AkeruEの2階は、入場無料で予約の必要もありません。
「GAIA(ガイア)」エリアは、魚や植物を観察できます。
となりの「CHAOS(カオス)」エリアは、テーブルや椅子が並べられています。そのまわりに本やホワイトボードが置いてあり、交流を楽しめる空間に。
はじめにひらめき手帖を受け取った、カウンター「E(イー)」は、入場時の受付のほか、ひらめきをサポートするグッズや食べ物、飲み物を販売しています。
畳がある?!ゆったりとした個室の授乳室
最後に、赤ちゃんと一緒のお出かけでも安心できるよう授乳室を紹介します。パナソニックセンター東京の1階には、ベビーカーも余裕で入れるほど広々とした「パワーチャージボックス」という個室が2つあります。
こちらは授乳やおむつ替えに限らず、子どもを落ち着かせることができるようにとつくられていて、畳のスペースがあります。空気清浄機も置かれていて、さすがパナソニックの施設。快適に利用できました。
1階には、SDGsなどの社会課題を学べる「ラーニングエリア」や「ライブラリー」があり、誰でも自由に見学することができます。土日を中心にワークショップも行われているようです。
初めて訪れたAkeruEは、実際に見て・触れて・体験することで、あそびの延長線で“学び”がうまれる貴重な子連れスポットでした!今回紹介しきれなかったエリアもあり、何時間でもいられそう。小学生のお子さんは、夏休みの自由研究にも使えるかも?!
わが子はまだ5歳と2歳のため楽しめるか少し不安もありましたが、そんな心配をよそに目いっぱい楽しんで、また行きたいとリクエストもされるほど。ちょっと難しいイメージを持たれがちな理科や数学も、ここでの体験で「楽しい!」「もっと知りたい!」と思ってくれたら嬉しいですよね。
(2022年5月訪問)
スポットデータ
スポット名 | AkeruE(アケルエ) |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 江東区有明3-5-1 |
最寄駅 | りんかい線「国際展示場駅」から徒歩2分 新交通ゆりかもめ「有明駅」から徒歩3分 |
営業時間 | 火曜日~日曜日 10時00分~18時00分 |
定休日 | 月曜日、年末年始 |
主な施設 | パナソニックセンター東京 2階3階「AkeruE」/1階「SDGs展示」等 |
※2022年8月時点の情報です。