深川公園|門前仲町は公園遊びも街歩きも楽しめる。日本で最初にできた歴史ある公園の1つ

門前仲町の駅前の永代通りはたくさんの飲食店や小売店が立ち並び、いつ通っても人がたくさん行き交う街。七五三の時期には「深川不動堂」や「富岡八幡宮」に着物や袴を身にまとった小さな子ども達が緊張の面持ちで歩いている姿をよく見かけます。そんな街の中心地に140年以上前につくられた公園「深川公園」があるのをご存知ですか?

日本で最初につくられた歴史ある公園の1つ

清住庭園近くの隅田川沿いで行われたイベントに遊びに行った11月上旬の日曜日。門前仲町駅前でランチをした後、少し時間ができたので、近隣公園を探していたところ、この「深川公園」を見つけました!

東京メトロ「門前仲町駅」2番出口を出ると永代通りを挟んで目の前に深川不動尊の鳥居が見えます。1番出口が鳥居のすぐ横にありますが、エレベーターを利用する方は2番出口が便利です。

鳥居をくぐり、まっすぐ進むと突き当りに見えてくるのが深川不動堂。ちょうど七五三のピークの時期だったこともあり、この日はきれいな着物や袴を身にまとった可愛い子ども達の姿が多くみられました。

深川公園は明治6年(1873年)に東京府が初めて設置した5つの公園の1つで、日本で最初につくられた公園と言われています。現在は深川不動堂を挟んで2つに公園が分かれています。

訪れた日、遊具には小学校低学年くらいの子ども達、多目的広場には小学生の野球少年少女達、砂利の広場には年配の方々がペタンク(?)らしきスポーツを楽しんでおり、まさに老若男女が集う公園!

遊具が豊富&多目的広場のある西側エリア

深川不動堂を挟んで西側のエリアには広い多目的広場と遊具コーナー、砂利の広場があります。

まず目を引くのが、消防車がモチーフの複合遊具。運転席にはハンドルもついていて子ども達に大人気。ちょうど紅葉の時期だったので、プラタナスの大きな葉が落ちていました。顔がすっぽり隠れるサイズの葉に子ども達は嬉しそうでした。

もう1つあった複合遊具には「車いすでご利用できます」の看板が。途中までスロープになっていました。車いすに座ったままでも遊べる部分もあります。

トンネル型のすべり台も子ども達は大好きですよね。

最近あまり見かけないジャングルジムも! 上に上ったり、迷路のようにジャングルジムの中を行ったり来たり楽しそうに遊んでいました。

ブランコは通常のものと、安心のガードがついているタイプの二種類がありました。

乗り物モチーフのスプリング遊具とシーソー。シーソーはミニサイズで2人用。良く見かけるサイズのモノより軽いので、地面を蹴る力の弱い小さい子どもでも操作がしやすそうでした。

砂場は広々としていて砂遊びが思う存分楽しめそう。

広い砂利の広場では追いかけっこやフリスビーをする親子やお友達の姿も見られました。

多目的広場では少年少女達が野球の試合や練習をしていました。

こちらのエリアのトイレには、おむつ交換台や、子ども便座が設置されている多目的トイレがありました。また、女子トイレ内には男の子用の子どもトイレが設置されていました。子ども用トイレが設置されている公衆トイレは初めてだったので驚きましたが、ありがたく使わせていただきました。

テニス場に隣接する東側エリアの公園

深川不動堂を挟んで東側は西側エリアと比べると少しコンパクトで遊具は少なめ。そのためか、人も少なめ。とはいえ、広さは十分。遊具も低めの複合遊具とブランコ、砂場と一通り揃っています。

こちらのブランコにもガード付きのものがありました。

東側エリアにもトイレと水道が設置されていました。

公園横には2面のテニスコートがあります。

疲れたら人情深川ご利益通りで休憩&小腹を満たそう!

永代通りの鳥居から深川不動堂までの間の参道は「人情深川ご利益通り」と呼ばれています。なんだか、歩くだけでご利益がありそう。漬物屋、和菓子屋、飲食店、カフェなど様々なお店が並んでいます。いくつかご紹介します!

2020年11月中旬にオープンしたばかりのたい焼き屋「天然鯛焼き 鉄華」。公園遊びで小腹が空いた時についつい寄ってしまいそう。あっ、「寄ってしまいそう」ではなく、寄っちゃいました。こちらのお店は、1つ1つたい焼きを焼き上げる「天然たい焼き」の店。ちなみにたくさんのたい焼きを一気に焼き上げるのは「養殖鯛焼き」と呼ぶとか。面白い呼び方ですよね。焼き立ては、ちょっと香ばしい生地がサクッとしていてとっても美味しい。今回はあんこにしましたが、クリームも食べてみたいな。

おしゃれなカフェ「MONZ CAFE」。コーヒーをテイクアウトしようと思いましたが、日曜日の13時過ぎはとても混み合っており、今回は断念。(写真は別日)テラス席もあり、気持ちよさそうですね。

参道の入口には和菓子屋惣菜を扱う「深川伊勢屋」。ショーケースの中には色んな種類のお団子などの和菓子、稲荷ずしなどが並んでいます。門前仲町を訪れることは多くないのですが、通ると大抵、店の前に行列ができており、人気店であることがうかがえます。惣菜も販売されているので、公園遊びが盛り上がって帰りが遅くなってしまった日には頼りになりそうなお店。

門前仲町駅前の永代通り沿いにはたくさんの店舗が並び、いつでも人でにぎわっているイメージ。そんな門前仲町の駅前に明治時代につくられた公園が存在していたことに驚きました。公園内にいてもお隣の深川不動堂からお線香の香りが香ってきて心が落ち着き、ちょっと不思議な気分にさせてくれる公園。永代通りから深川不動尊まで続く参道も見どころがあり、街歩きも楽しめます。普段使いとしても遊具が多く、飽きずに楽しめそうですが、週末、家族でちょっと足を伸ばして出かける公園としてもおすすめです。

(2020年11月訪問)

スポットデータ

スポット名 深川公園
公式情報 このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ
住所 江東区富岡1
主な遊具、設備 複合遊具、ブランコ、スプリング遊具、ジャングルジム、砂場、シーソー、多目的広場、テニス場

子連れチェック

トイレ 水道
ベンチ 日かげ
備考 屋根のあるベンチは一カ所ですが、木々が多いので、日かげは一日を通してあります。

※2020年11月時点の情報です。

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