普段何気なく使っている“水”。その不思議な性質や水の大切さが学べ、天候にも左右されず楽しめるスポットが江東区有明にあるのをご存じでしょうか?その名も「東京都水の科学館」。東京都水道局が運営する体感型ミュージアムで、水に関する様々な展示や、実験ショーのイベントをおこなっています。入場無料なので、子どもとのお出かけにもピッタリ!
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お台場の穴場スポット。平日ならのびのび見学できる!
電車またはバスなど公共交通機関でも訪れることができるお台場の東京都水の科学館ですが、施設内に専用の駐車場はありません。ただし駐輪場があるので、天気のいい日に子連れサイクリングがてら訪れるものオススメ。また、遊びに行くなら平日が比較的空いています。訪れた日は平日の夕方に近い時間帯だったこともあり、遊びに来てたのはわが家含め2組!おかげで広々とした館内を思う存分に見て回り、たくさん遊べ、まさにお台場の穴場スポットだと感じました。(2020年11月現在、1時間100名の入館制限があります)
建物に入ってすぐにある1階の受付では、3階で毎時15分ごとに上映している「アクア・トリップ ~水の旅シアター~」の整理券を配布しています。入館時に忘れず受け取りましょう。
水と触れ合える1階広場!
1階の入口を進んだところの広い空間にある「アクア・パーク」は、子どもたちが大好きな水遊びをできる場所!わが子も大好きです。
「水は上から下に落ちる」。そんな大人の当たり前が子どもにとっての不思議ということ、ありますよね。この広場ではそんな不思議を、遊びながら学べるようになっています。たとえば、マト当てが出来るようになっている水鉄砲や、水の力で回るネジ、顔を入れて水の流れを間近で見ることができる透明の半球など、水の性質をじっくり観察できる仕掛けがたくさん。わが子も、「どうして水の力でおもちゃが回るのか?」「水は高いところから落ちるときに流れができるのか?」をいつまでも見ていました。
水はどこから来るの?なぞ解きの3階
1階で水の流れを体験したら、1階受付でもらった整理券で「アクア・トリップ 〜水のたびシアター〜」を見に3階へ向かいます。この日は一番前の真ん中の席に座り、前方、左右、天井の4面に映し出される大画面シアターの世界へ!
1滴の水から始まる冒険は森から始まり浄水場、そして街へ行き、海となり蒸発して雲になり、また1滴の水へ。自然の大きな「循環」について映像で体感できます。小さなことでも1歩(1滴)から。まさに水の流れはその言葉を連想させるものでした。シアター上映中にふと子どもに視線をやるとあっちを見てこっちを見てと大画面の情報を見逃すまいと一生懸命に見ていました。
シアターで自然の大きな「循環」について見た後は、水の旅の始まりである山や森の自然環境の中の水について遊びながら学べる「アクア・フォレスト」へ。奥多摩の水源林をモデルとして作ってあるこちらで映像や展示を見ながら「虫は土の中に居るのに溺れないの?」「木は1本なのに土の中でこんなにたくさん枝(根)があるのはどうして?」など子どもの柔軟な考えや発想も面白かったです。
2階「アクア・ラボラトリー」&「アクア・タウン」
2階の「アクア・ラボラトリー」は水の不思議について学べるスペースです。まずどんなゲームがあるかを見て回ることに。実験室にある「チビゴミを見逃すな!」はラケットでふわふわしているゴミをやっつけるゲーム。子どもはこれが一番楽しかったようで何回もやっていました。その他にはオゾンを発射しカビをやっつける「カビクササをやっつけろ!」や、水の中に沈んでいる玉(=ニゴリ)を磁石で集め、ある特定の場所に沈める「ニゴリーを集めよ!」など、まるで主婦の敵の代名詞のようなゲームを集中して子どもがやっているのを見て、秘かに今度お掃除を手伝ってもらおうと思いました。
アクア・ラボラトリーで遊んだら、今度は「アクア・タウン」という街に出て身近にある水に触れていきます。中でも「水道ものしりタウン」というコーナーでは水の循環を立体的な模型で表しておりとても分かりやすかったです。例えば「環境と水」は雨水を利用したり、再生水利用といった環境に優しい水の利用方法などを模型で表してくれていました。
また「産業と水」のコーナーでは水を使って物を切ったり、ビルのゆれを防いだり、冷暖房をするなどの技術を垣間見ることができます。海水を淡水に変えて使える水を増やす技術などがあるそうです。水という資源が増えるのはとてもいいことですよね!蛇口クイズや水道工事体験コーナーでは3つの工事が体験でき、子どもはゲームに夢中で一緒に遊んでいる大人も水の大切さを再確認でき、とても勉強になりました。
給水所のガイドツアーもオススメ!
地下には実際に稼動している「有明給水所」があり、そのガイドツアーも大人気だそう。この日は開催時間に間に合わずに断念しましたが、次に訪れるときにはぜひ行って見たいツアーです。
私たちが当たり前のように使っている水という資源は、博物館内にある様々な技術があって初めて、いつでも使える状態になっているのだと実感。いつでも水が使えることは、決して当たり前ではない。だから常に感謝して、水という資源を大切にしようと思いました。子どもにとっても、こうした「“学び”を楽しいと思える場所」は理想だなと感じ、また子どもと遊びに来たい!と強く思いました。親子で水遊び、とっても楽しかったです。
スポットデータ
スポット名 | 東京都水の科学館 |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 江東区有明3-1-8(map) |
電話番号 | 03-3528-2366 |
FAX番号 | 03-3528-2380 |
最寄駅 |
ゆりかもめ 東京ビックサイト駅から徒歩8分 |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
定休日 | 月曜日(ただし、休日に当たる場合はその翌日) 年末年始(12月28日から1月4日まで) |
主な施設 | 駐車場は無し/駐輪場は有り |
※2020年10月時点の情報です。