清澄白河|100年以上愛される「粕漬け」の美味しさと柔らかさに感動!「京粕漬 魚久 平野店」

百貨店でも販売されている老舗の粕漬け専門店の、清澄白河駅の近くにある直営店が「京粕漬 魚久(うおきゅう) 平野店」。ここでは1日2回「切り落とし」がとてもお得な価格で販売されています。しっかりとしたお味と、崩れるほど柔らかい身は、箸も止まらぬ美味しさ。一度は訪れてほしい、筆者いち押しのお店です。

100年以上も愛されている粕漬けの専門店

「京粕漬 魚久」は、季節ごとに厳選した魚を、酒を絞った後の酒粕に漬けた粕漬け専門店です。
中央区日本橋に本店を置き、直営店は人形町や銀座、平野などに都内6店舗(本店含む)。さらには全国の百貨店に販売店を置いているのだそう。

定番商品は「ぎんだら」「さけ」など。それ以外の魚種は時期によって変わるそうですが、ホームページによると「それはおいしい魚を追い求めているから」とのこと。それぞれの魚種にあった捌き方、酒粕の量など職人さんが見極め、一つ一つ丁寧に手作業でおこなっているのだとか。

こだわった素材と手間をかけた手法があるからこそ、大正3年の創業から100年以上もの間、多くの人々に愛されてきているということに納得です。

清澄白河駅から徒歩10分、近くにはブルーボトルコーヒー第一号店も

お店は、東京メトロ・都営大江戸線の「清澄白河駅」から徒歩10分ほどの住宅地の中。大通りから脇道に入った場所にあるため、事前に順路を確認していくことをおすすめします。なお今回は、最寄り駅の清澄白河駅からの道順をご説明します。

清澄白河駅のA3出口を地上に出て、清澄通りを南に進みます。6本目の交差点を左折し、道なりに400メートル進むと右手側に見える茶色とベージュの壁の2階建ての建物が「京粕漬 魚久」です。周辺に目立つ看板などもなく、意識していないと通り過ぎてしまいそうなほど控えめな建物なので、お気を付けください。

ちなみに、清澄通りから魚久に向かう際、魚久の1本手前の交差点には「ブルーボトルコーヒー」があります。日本の第一号店であるこの「ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ」は未だに人気が衰えず、洗練された外観のお店の周りには人が絶えることがありません。時間帯にもよるかもしれませんが、このお店の行列を目印にすると、たどり着きやすいかもしれませんね。

お得な「切り落とし」の販売時間に合わせて延びる行列

今回の目的の品は、数量限定販売の「切り落とし」(756円/税込)。

というのも、平野店ではこの「切り落とし」が午前11時に35個、午後3時に15個、限定販売されているのです。1人2点までと購入数量も限られています。電話での予約や取り置きなどは受け付けておらず、直接店舗に訪れるのが、購入する唯一の方法。確実に購入したいと思った筆者は、午前11時の販売時間に合わせて、午前10時50分ごろお店を訪れました。(切り落としは、直営店、全国の百貨店・販売店で数量限定・時間限定で販売されています。販売時間は、各店舗へお問い合わせください。)

筆者がお店に着いた時には、お店の前には既に3人が待っていました。その後続々と人がやってきて、午前11時の販売開始時には、行列には10人を超える人が。

 

午前11時はお店の開店時間でもあるため、時間になると店員さんがお店の扉を開けてくれます。
筆者は列の4番目でしたが、入店してから会計までの時間はほんの数分でした。入店してすぐ、列の動きに合わせて店の奥にあるレジに行き希望の品を伝えると、お会計をしている間にレジ横にいるもう一人の店員さんが購入商品を袋詰め。そしてお会計終了後、すぐに商品を受け取る。店員さんの効率の良い無駄のない流れ……この流れのスムーズさに、いかに沢山のお客さんが訪れているのか想像できます。

店内にはもちろん、「切り落とし」以外の商品もあります。お店に入ってすぐ左側の冷蔵庫には魚の詰合せが並んでいました。

またレジのあるショーケースには、単品の商品が並んでいます。どちらも、切り落としを購入する際に希望の商品を伝えると、店員さんが商品を持ってきて袋詰めしてくれますよ。

1切れあたり108円!?10cmほどの切り身が、7切れも!

家に帰って袋を開けてみると、魚の切り身が7切れ入っていました(袋によって数は異なるかもしれません)。それぞれの切り身は長さ10㎝以上あり、とても切り落としと思えぬしっかりした形状。こんな立派な切り身が入っていることにびっくりし、思わず1切れいくらなんだろうと計算してしまう筆者。な、なんと、1切れ当たり108円!!スーパーでもなかなか見かけない驚きのお値段です。なんとお得なんでしょう!

商品の一部です

この日入っていた魚はおそらく、さけ1切れ、ぶり1切れ……ぎんだら1切れ……その他白身の魚が4切れ……?!
あいにく筆者は魚に詳しくないため、それぞれがなんの魚なのかハッキリわかりませんでした。もし入っている魚の種類を詳しく知りたい方、袋の裏面に記載されていたのでそちらと照らし合わせてみてください。

筆者が購入した日のものです

魚久のホームページには「切り落としは、主にぎんだら・さけ・本さわら・めかじき等の切り落とし部位が入った商品です」と記載がありました。中身は日によって少しずつ違うようなので、購入するたびに「今回はなんの魚が入っているんだろう」とワクワクしますね。

しっかりしみ込んだ味と、崩れる身の柔らかさに子どもも完食!

昔から、購入したものはすぐに試したい筆者。この日に早速、魚久のお魚をいただくことにしました。

実はあまり魚が好きではないわが家の子どもたち。食卓に並んだ魚を見て、ちょっと怪訝(けげん)そうな顔をしたものの、一口食べての第一声が「あまーい!これ何?」。いつもは魚をご飯に混ぜてごまかしながら食べる次女も、「この魚ならご飯と混ぜなくても食べられる!」と言って、魚だけをパクパクと食べていました。
結局、子ども2人で3切れを食べきってしまいました。

私に至っては、色々な切り身をつまみ食いしているうちに気がつけば3切れを完食。
どれもしっかり味がしみ込んでいて、とにかく箸が止まらない美味しさなんです!特に白身の魚はとても身が柔らかくて、口の中で崩れるように身がほぐれていって……これは癖になりますね。

結果、結果、2袋購入したうちの1袋は、夫用に残した1切れを除いて1食で食べきってしまいました。ちょっと食べ過ぎてしまったかな。

Attention
今回ご紹介した商品には、酒粕が使用されています。酒粕はしっかりと加熱調理・加工した場合であれば、子どもが飲食しても問題ないとされていますが、塩分も多く含まれています。小さな子どもへの摂取に関しては、各ご家庭での責任のもとご判断ください。

 

 

いつも同じような料理ばかりが並ぶマンネリ化した食卓だったのが、魚久の粕漬けをいただいた日は、久しぶりに「あ~美味しかった!」と思える豊かな食事でした。手間をかけて作られたものは、人に幸せと感動を与えてくれるんですね。まだもう1袋残っているけれど、次はいつ買い出しに出かけよう、と思わずカレンダーとにらめっこしてしまった筆者。ちなみに、金・土曜の11時~は“いかげそ”を数量限定で販売しているようです。筆者は間違いなく、次回は金曜日か土曜日に訪れることでしょう。

 

(2023年2月訪問)

 

ショップデータ

店名 京粕漬 魚久 平野店(きょうかすづけ うおきゅう ひらのてん)
公式HP オフィシャル(公式)サイトへ
住所・地図 江東区平野2-2-16T・S・P(map
アクセス 東京メトロ/都営大江戸線「清澄白河駅」A3出口から徒歩約10分
電話番号 03-5602-9866
営業時間 月〜土11:00〜17:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始(12/31~1/3)
予約
座席、設備 ー 
決済方法 現金/カード

 

子連れチェック

ベビーカー おむつ替えスペース × キッズチェア ×
キッズメニュー × 食器・カトラリー × フリーWi-Fi
備考 店内入る前に5段の階段があります

※「ー」は未確認の項目です。
※2023年5月現在の情報です。

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