都内の臨海公園といえば江戸川区の「葛西臨海公園」が有名ですが、じつは江東区にも「江東区立臨海公園(コウトウクリツリンカイコウエン)」があるんです。決して広い公園ではありませんが、2021年にリニューアルして小さなお子さんでも楽しめる遊具が増え、隣接した臨海小学校の校庭開放の時間なら思い切り走る回ることができます。門前仲町駅から近いので、付近の散策ついでに寄るのもおすすめです。
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心おどる!リニューアルで目新しい遊具が登場
江東区の臨海公園は都営大江戸線、東京メトロ東西線「門前仲町駅」の南側、永代通りを越え徒歩5分ほど、大横川沿いに位置しています。駅からのアクセスも良く、週末は家族連れやたくさんの人で賑わっています。2020年の11月頃から改修工事が始まり、2021年4月に完了しました。
工事の間はいつできるのかと親子でワクワクしていましたが、4月のある日4歳の娘と一緒に前を通りかかったら、子どもたちの遊ぶ姿が!新たな遊具が見えたので、わが子は自転車を降り、期待を膨らませ、小高い山をダッシュで登っていきました。
改修前は木々が生い茂っていて小さな森のアスレチックといった雰囲気で好きでしたが、ハードなアスレチックもあり、わが子が挑戦するとこちらがヒヤヒヤするような高いところもありました。改修後、小さな“山”の上の壁面には低めの位置にポールが設置され、梯子(はしご)のような簡単な遊具に変身。その裏はクライミング遊具になっていました。
壁面の低い場所にある窓のような穴から、裏側と表側を行き来できるようになっています。わが子はお城の窓に見立て、腰掛けて楽しんでいました。小学生くらいの子どもたちはクライミングで高い塀に登っては、またぐようにして反対側に足を掛けて降りて……と遊んでいました。
この遊具の前方には丸太を使った遊具があります。傾斜があるので登るのも降りるのも楽しくて、わが子は何度も挑戦していました。少し丸太の間隔が広いので、私と手を取りながら進んだり、下に潜って遊んだりしました。
滑り台に続く吊り橋のような遊具は、足を置く部分が平らで高くないので難易度は低めです。手すりも持ちやすく、下にネットもついているので安全性もバッチリ!ゆらゆらするのを楽しみながら進むのを、安心して見ていられます。
長めのローラー滑り台はずっと人気!公園の隅々まで遊び尽くす
改修前からあった、人気のローラー滑り台。傾斜を活かした長めの滑り台になっています。この滑り台も近隣の公園では見かけないので私たち親子のお気に入りです。
わが子も含め、たくさんの子どもたちが山を登り、遊具で遊んで滑る、そして登る……をエンドレスリピート。大した傾斜ではありませんが、ずっと付いて歩くと結構足腰にきます!いい運動になりました。
そして複合遊具を取り囲むように、階段と飛び石の道が続いています。ここで鬼ごっこやかくれんぼをして遊ぶ子どもたちもいて、楽しそうでした。わが子も「探検みたい!」と言ってお花を見たり、虫を探したりして遊んでいました。
滑り台を降りた先には、ブランコと砂場もあります。どちらも改修されており綺麗です。砂場には柵もついているので、安心して遊ばせることができますね。
疲れたらひと休み。気持ち良い木陰も公園の魅力
山の頂上、クライミング遊具の裏には、この公園唯一のテーブルがあります。週末に訪れた際は席が空かず座れませんでしたが、おやつ休憩にちょっと利用するのに良さそうです。訪問した日は4月の14時半頃でとても暑かったのですが、すぐ脇に大きな木があるので木陰になっていて涼めそうでした。ちょうどこの位置からは大横川が見えて、春には一面に広がる桜を見ながらお花見できるのではないかと想像してしまいました。このあたりの大横川沿いの桜はとても綺麗で、おすすめのお花見スポットです。残念ながらその時期の写真はありませんが、ご想像ください。
ベンチの数は少ないですが、ところどころに大きな木があるので木陰は結構あります。写真の場所の隅っこなら、レジャーシートを敷いてお弁当も食べられそうです。
リニューアルで、トイレも改修済みです。多目的トイレがあるのでおむつ替えもOK。
また滑り台の先には、一台ひさしのついたベンチがあります。子どもを見守るには遊具からちょっと距離がありますが、腰を掛けて休憩できます。
公園のあとは小学校の校庭で!思う存分走り回ろう
遊具で遊ぶだけでもかなり体力を使いますが、この公園で遊ぶ楽しみはもう一つ。公園に隣接した江東区立臨海小学校が、ありがたいことに学校が使わない土日祝日(学校行事のある日をのぞく8時30分~19時30分)や平日夕方(15時30分~19時30分)などに校庭開放してくれていて、一般利用ができるんです。
この日、公園に人が多くなってきたので、私たちも校庭で遊ばせてもらうことにしました。公園が混んでいるときは鬼ごっこや縄跳びも周りの方に気を遣うので、ここでなら思い切りやらせてあげられます。中ではボールで遊ぶ子どもたちもいました。わが子は鉄棒が好きなので、何度も前回りを練習しました。鉄棒って意外と最近の公園ではあまり見かけないのですが、こちらの小学校には8台ありました。登り棒も珍しく、親子で間をぐるぐる走って追いかけっこをして遊びました。
小学校に憧れを持つわが子は、校庭に足を踏み入れるだけでもとても嬉しそうで、校庭を見学しながらたっぷり遊ばせてもらい大満足でした。
公園自体はそんなに大きくはないですが、小高い山で普段行く公園とは違うワクワク感を味わえ、その周りの遊具も充実しているので飽きずに遊べます。さらに、隣接した小学校の校庭で遊べるのもお楽しみの一つになります。親子で公園内を探検しながら、校庭で一緒に体を動かせば運動不足も解消!お休みにどこの公園も混んでいて、今日はどこに行こうか……と迷ったときにぜひ訪れてみてください。
(2021年4月訪問)
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スポットデータ
スポット名 | 江東区立臨海公園(コウトウクリツリンカイコウエン) |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 江東区門前仲町1-1-1 |
主な遊具、設備 | 複合遊具(吊り橋、ローラー滑り台、クライミング)・丸太・ブランコ・砂場・スプリング遊具) |
子連れチェック
トイレ | ◯ | 水道 | ◯ |
ベンチ | △ | 日かげ | ◯ |
備考 |
※2021年4月時点の情報です。