行船公園|日本庭園で感性を磨く。ジャンボスライダーもある、自然を堪能できる公園

江戸川区にある「行船公園(ぎょうせんこうえん)」は、都内に住む子ども連れの方に一度は訪れてほしい公園のひとつ。日本庭園で感性を磨き、ジャンボスライダーで遊び、釣り池で釣りを楽しみ……1日過ごしても飽きないほどの充実した公園。しかもどれも無料というから驚きです!今回は、自然動物園以外のスポットについてご紹介します。

日本橋から約8kmの西葛西駅近くにある公園

公共交通機関の場合、最寄り駅は東京メトロ東西線「西葛西駅」。駅北口より葛西橋通り方面へ北上。突き当ったら左折し、葛西橋通り沿いにある「イオン葛西店」を目指します。イオンの目の前の交差点を渡れば、すぐ左手に行船公園の南門が見えます。駅からは徒歩10分ほどの距離です。

また都心から車でアクセスするなら、永代通りを千葉方面へ。永代通りの延長線上にある清砂大橋通りに入り、清砂大橋を渡ってすぐの交差点を左折。「葛西橋東詰」の交差点を越えたら、すぐ右手に公園が見えます。日本橋交差点からは、約8kmの距離です。
公園から徒歩数分のところに複数のコインパーキングがあるので、車で訪れた際はそちらをご利用くださいね。

入園無料の日本庭園は、心落ち着く風景

行船公園に訪れたら、ぜひ見ていただきたいところが「平成庭園」。
この庭園は「築山池泉廻遊式(つきやまちせんかいゆうしき)」と呼ばれ、土砂や石などで人工的に山を作り、池の周囲を一周しながら観賞するしくみの庭園です。

筆者が訪れたこの日は、とても暖かい2月初旬の平日の午前中。
誘われるように庭園に入っていくと、そこに広がっていたのは、日差しを浴びて金色に光る日本建築の平屋。水面で光が反射し、さらに神々しい輝きを放っている風景に、思わず「きれい……」と声が漏れてしまいました。

そばでは、小高い丘から流れ落ちている水の音が。
その音をずっと聞いていたくなり、そばにあった東屋(あずまや/庭園や公園などで眺望、休憩などの目的で設置される簡素な建屋)で腰を下ろすことにしました。

休憩中にも、そっと肌に触れるようにそよぐ風や、暖かな気候で咲き始めたばかりのやわらかな桜の香り……優しく筆者を刺激してくれます。ボーっと風景を眺めているだけなのに、筆者の心のエネルギーがチャージされていくのを感じました。

雪づりの木と桜のコントラスト

なお庭園の散策路には、桜、つつじ、花菖蒲(はなしょうぶ)、モミジなど四季折々の植物が植えられているそうです。入園無料なのでぜひ頻繁に訪れて、季節とともに移り変わる自然の美しさを子どもと感じて欲しいです。

子どもに大人気のジャンボスライダー

庭園でゆっくり感性を磨くのも良いですが、子どもはやっぱり遊びまわりたいに違いない!そんな子どもたちに人気なのが、遊具のエリアにある「ジャンボスライダー」。

ジャンボスライダーの前面

いわゆるオーソドックスな滑り台とは違って、斜面にある石に足をかけて登るタイプなので、アグレッシブさが必要。滑る部分は幅広く、順番待ちする必要はなさそうです。お友達と一緒に並んで滑れるのも楽しいんですよね。
週末はこのジャンボスライダーに、多くの子どもたちが集まっているのを見かけます。時に小さな子どももチャレンジしていることがあるので、周りに気を付けながら思い切り楽しんでくださいね。

ジャンボスライダーの背面

ジャンボスライダーのすぐ近くには、赤と青の屋根のお家がありました。こんなかわいいお家でおままごとしたら、想像が膨らみ、いつも以上に楽しい時間が過ごせそう。

 

また遊具エリアのすぐそばには、夏に水遊びができる噴水もあります。その他、砂場や、健康器具などもあるので、飽きることはなさそうです。

なお園内のあらゆるところにはベンチがあり、その多くは日差しを避けられるように設置されていました。たくさん遊んで体がほてったら、ベンチで体を休ませながら思い切り公園遊びを楽しんでくださいね。

桜やモミジ、藤……いつでも自然に触れ合える、自然豊かな公園

この公園の魅力の1つが、自然の豊かさ。園内を歩き回っていて、何本もの桜の木が集まった「桜広場」、モミジが並ぶ「モミジ並木」の他、しだれ梅や柳、藤棚など、いつ訪れても自然の美しさを感じられそうな植物を見かけました。
この公園の職員さんもまた、そうした自然を大事にすることにも注力しているようで、園内で観察できる動植物を紹介する掲示板を設置しています。

ポイントは、1年を通して園内で観察できる動植物の紹介ではなく、“いま”観察できる動植物だということ。実際に職員が確認したリアルタイムの情報を載せる手間のかかる仕事ぶりと、公園への愛に心打たれます。

朝早くから無料で楽しめる、釣り池も

遊具のあるエリアの北側には、水生植物が育つ「水生池」と釣りが楽しめる「釣り池」があります。

釣り池

釣り池では、釣り道具などは自分で用意する必要がありますが、利用は無料。朝は午前6時から利用できるため、この日の朝10時過ぎにはすでに10人以上の方が釣りを楽しんでいました。釣った魚はその場でリリースする、釣り竿は1人1本に限る、などルールがあるので、利用する際は事前にご確認ください。

子どもが大きくなり、なかなか公園遊びを楽しむ機会が減った筆者ですが、かつては何度この公園に足を運んだことか……。当時は、平成庭園や釣り池の存在に気づいていませんでしたが、改めて訪れ、この充実度に衝撃を受けました!行船公園内にある無料の「自然動物園」も必見!一度訪れたら、知らなかったことを後悔するほどの素晴らしい公園ですので、ぜひ一度足を伸ばしてみてください。

(2023年2月訪問)

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スポットデータ

スポット名 行船公園(ぎょうせんこうえん)
公式情報 このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ
住所 江戸川区北葛西3-2-1
主な遊具、設備 平成庭園・釣り池・水生池・自然動物園

子連れチェック

トイレ 水道
ベンチ 日かげ
備考  

※2023年4月時点の情報です。

 

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