東雲水辺公園|美しい辰巳桜橋を臨む運河沿いの公園で、潮風を感じながらのお散歩が気持ちいい!

湾岸エリアの魅力の一つが、水辺や緑などの自然を感じる景観。まさに、その湾岸エリアの魅力を感じる公園が東雲にありました!!ほんのり潮風を感じながら、思わずいつまでも水辺でボーっと過ごしてしまいたくなる「東雲水辺公園(しののめみずべこうえん)」。平日の昼間に公園内をお散歩してみて、人が多すぎないところもまた快適でした。

美しい辰巳桜橋を眺められる、東雲の公園

豊洲駅前から晴海通りを1kmほど南に進んだところに建ち並ぶ、東雲の高層マンション群。「東雲水辺公園」はこの高層マンション群のすぐ近く、辰巳運河(たつみうんが)に沿って続く水辺の公園です。北側の辰巳橋から、南の辰巳桜橋のふもとまで続いており、その全長は500mほど。

南側にある辰巳桜橋は、“斜張橋(しゃちょうきょう)”と呼ばれる構造。橋の中央部にある塔から斜めにケーブルを張り、横断する道路となる部分・橋桁(はしげた)を吊っています。なんでも、横浜のベイブリッジも同じ斜張橋なんだとか。その姿はとても美しく、時には東雲水辺公園から辰巳桜橋の写真を撮っている人の姿も。また、この辰巳桜橋の上で、ドラマの撮影をしている場面もちょこちょこ見かけますよ。

公園のどこからもこの辰巳桜橋が眺められるので、ふと一休みしたい時やお散歩している時に、顔を上げて橋を眺めてみて下さい。美しい風景に、きっと心も洗われることでしょう。

十分な遊具が揃った多目的広場

遊具がある多目的広場は、公園の北側、辰巳橋に近いところ。高層マンションの建ち並ぶすぐそば、また近くに保育園があるという立地から、午前中から小さな子ども達が遊んでいる姿をよく見かけます。

そんな幼児たちに大人気なのが、すべり台や階段、絵合わせなどのついた複合遊具。赤い屋根がとても可愛らしいです。階段のステップが2~3段のみなので、小さな子どもがママやパパの手を借りずに上れたら、達成感を味わえるかもしれませんね。

すべり台の傾斜は緩やかですが、筒状のすべり台は少しスリルが……。チャレンジ精神がある子どもは是非!

ぶらんこもあります。2台のうち1台は、ベルトのついたタイプ。ぶらんこデビューしたばかりの子どもも安心して楽しめる設計です。
その他、スプリング遊具や砂場、走り回れる広場もあり、遊具はとても充実しています。

この日は、ベルトつきブランコは修理中でした

 

水辺のお散歩が気持ちいい、南北500mのプロムナード

多目的広場から辰巳桜橋までは、“水辺のプロムナード”と呼ばれています。プロムナードとは散歩道のことで、その言葉通り、運河に沿って続いている道はきれいに舗装されているだけでなく、植栽を施されていたり、ベンチや街灯があったりと景観も良し。

筆者が訪れたこの日も、犬のお散歩をする人や、ベンチでゆっくりしている高齢の夫婦、小さな子どもとお散歩している親子などがちらほらと。晴れ渡った空の下、水辺のお散歩は本当に気持ちいい!

そのプロムナードの途中には、“水の広場”、“緑の広場”、“ゲート広場”と名付けられたスペースもありました。
“水の広場”には、ウッドデッキの円形の大きなステージのようなものがあります。小さな子どもがそれをステージに見立てているのか、円形部分に登って踊っている姿を見かけた時には、思わず頬が緩んでしまいました。

水の広場

ちょうどそのステージに向かって階段状のベンチも設置されていて、子どもにとっては自分がステージに立つ主役になった気分を味わえるのかもしれませんね。

また“緑の広場”には、芝生が敷かれたちょっと広いスペースがありました。運河に向かってベンチが設置され、水辺を眺めながらのんびり過ごすのに最適!芝生のにおいも感じられ嗅覚からも癒されます。

緑の広場

橋のたもとの広場では潮風さえ感じる

公園の一番南側、辰巳桜橋のたもとには、辰巳運河に突き出る形で公園がひろがっています。突き出た公園の先には辰巳水門があり、この運河の先は東京湾へと続いていると思うと、なんだかワクワクしますね。そよぐ風が潮気を帯びているようにも感じます。

この辺りは木々が沢山植えられいるために適度に木かげもあり、心地よい風が通り抜けます。春には桜の木が美しく咲き乱れ、お花見を楽しむ人の姿も。地元の人の隠れたお花見スポットです。

辰巳桜橋の真下に公園が広がります

緩やかな傾斜面には、パンダと馬のスプリング遊具が。仲良く向かい合っていて、なんだ可愛らしい。お散歩ついでにちょっとだけ公園遊びを、という時にもちょうど良さそう。

木々の多いところは死角が多いために、不審者が潜んでいたらどうしよう、と不安にもなりそうですよね。
でもこちらは、平日の午前中には保育園の先生方と一緒に乳幼児が走り回っている姿を度々目にしますし、夕方になると犬のお散歩をする方が集まっている姿も見かけ、1日を通して常に人目を感じられる場所です。
またすぐ上を通る辰巳桜橋は、有楽町線「辰巳駅」へと続く橋。そのために、常に人が行き交っている上、橋の上からも見通せるので、不審者などの心配は少なそうです。

思わずピクニックしたくなる嬉しい設備

公園内には、おむつ替えもできるトイレが2か所あります。公園の管理詰所が園内にあり、定期的にトイレの清掃も行っているようで、いつ訪れても清潔に保たれています。

またパーゴラと呼ばれる、つる植物を絡ませた格子状の屋根のある棚と、その下にテーブルと椅子が設置されている場所が2か所あります。

ベンチだけだとちょっとした軽食を食べるのには不便だけれど、テーブルと椅子がセットであると、途端にその不便さが解消されるのでは。
ありがたいことに徒歩数分でコンビニや「イオン東雲店」があるので、ふと思い立ってピクニックを、なんて過ごし方も叶っちゃいます。

 

お天気が良い日だったということもあり、青い空に映える青い辰巳桜橋がとても印象的でした。視覚で癒されたと思ったら、時折通り抜ける潮気を帯びた爽やかな風や、草のにおい……気づいたら触覚や嗅覚でも癒されていました。適度に人通りが少ないので、いつまでもボーッとベンチで過ごしてしまいそうな中、用事を思い出し帰りを急いだのが悔やまれます。今度は時の流れに身をまかせに行ってみようかな。

(2022年10月訪問)

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スポットデータ

スポット名 東雲水辺公園(しののめみずべこうえん)
公式情報 このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ
住所 江東区東雲1-9先、辰巳1-1先
主な遊具、設備 芝生広場・幼児用複合遊具・ぶらんこ・スプリング遊具・砂場

子連れチェック

 

トイレ 水道
ベンチ 日かげ
備考  

※2022年11月時点の情報です。

 

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