清澄白河にある「東京都現代美術館」。2019年3月にリニューアルオープンし、ますます魅力的になっています。おしゃれで洗練されたイメージの美術館は、ちょっと子連れでは行きづらいかも……と感じていませんか?決してそんなことはありません!実は、子どもと一緒に楽しみながら、気軽にアートに触れることができる場所なんです。
(※展覧会の入替期間は休館になりますので、来館前にHPをご確認ください。)
コンテンツ
清澄白河でアートを体感!入場無料スペースでもたっぷり楽しめる
「東京都現代美術館」は、半蔵門線清澄白河駅から徒歩9分、大江戸線清澄白河駅からは徒歩13分の場所にあります。駅から少し歩きますが、周辺のカフェや雑貨店などをぶらぶら散策しながら訪れる方も多いようです。美術館は「都立木場公園」の敷地内にあります。緑豊かな大きな公園なので、美術館帰りにぜひ立ち寄ってみてください。
アートというとなんだか自分とは遠い世界だと思っていた私も、こちらの美術館に行ったことで身近に、そして楽しく感じられるようになりました!見て、触れて、お子さんと一緒に、いつもとちょっと違うアートな時間を過ごしてみてください。
入場料は無料なので、ふらっと立ち寄れるのが嬉しいですね。入場無料のスペースは、ミュージアムショップやカフェ・レストラン、開放的な中庭や美術図書館、と充実しています。今回は、その中でも「子どもと一緒に楽しめる」という視点で紹介していきます!
1.中庭や広場のオープンな空間を探検
美術館の各階には、それぞれ屋外の中庭や広場があります。少しリフレッシュしたい時、子どもがぐずってしまった時など、外に出られると安心ですよね。日当たりも良いので、天気が良い日は冬でもぽかぽか。とっても気持ちがいいですよ!
まずは、1階のパークサイドエントランスを抜けた広場です。木場公園を眺めることができるので、開放感も抜群です。
広場を進むと「発見の塔」という大きな作品があります。現在(2021年1月)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため鑑賞のみですが、以前は塔に登ることができました。子どもたちに大人気のアート作品なので、また登れるようになるのが待ち遠しいです。
美術館には「点 音(おとだて)」という作品が、様々なところに散りばめられて置いてあります。“聴く感覚”の覚醒を誘うという作品の案内に従って、「点 音」プレートの上に立ち、耳を澄ませてみます。日常は慌ただしくこんな瞬間がないので、私はとても心が落ち着きました。わが子も一緒に立って、「何か聴こえた?」と聞くと、聴こえてきた音や感じたことを話してくれました。子どもの視点は面白いですね。
どんな音が聞こえるか――「点 音」は、入場無料スペースに10か所以上ありますので、お子さんと探して体感してみてください!
振り返ってみると石畳の下り坂を発見。この先には地下1階に位置する、水と石のプロムナードが。
建物の下にはとても静かな空間がありました。キラキラした水の上に架かる小さな橋が、子どもの冒険心をくすぐります。ベビーカーの場合も、石畳の下り坂は少しガタ付きましたが、段差なく進んで館内に戻ることができました。
次は、1階のミュージアムショップを抜けたところにある中庭へ。正面の壁は、無数の丸い穴が開いたデザインです。穴があると覗きたくなるのはなぜでしょう(笑)。わが子は、覗いたり触れてみたりと大忙しでした。こちらには長くうねった椅子が置いてあり、ママたちはゆっくり腰掛けて子どもたちを見守っていられます。
貸出用の傘が中庭の入口に置いてありました。雨の日の中庭探検は、また違った発見ができるかもしれないですね。
2.ミュージアムショップで新しい発見を
展覧会のグッズや、現代美術に関連した本、インテリア雑貨、ステーショナリーなど、センスあふれるアイテムが数多くセレクトされたミュージアムショップ「NADiff contemporary(ナディッフ コンテンポラリィ)」。
わが子は子ども向けの書籍コーナーへ、一直線です。絵本から美術について学べるものまで、幅広く置いてあります。いつもは手に取らないかもしれないアートな本を、お子さんと一緒に選んでみるのも楽しいですね。
3.子どもに優しいカフェ・レストラン
ベビーカーで寝ている子どもを連れていたので、ササっと美味しいものが食べたいと思い、「二階のサンドイッチ」へ。なんだかお店の名前からワクワクしてきませんか?
店内に入ると、色とりどりの美味しそうなサンドイッチが並んでいます。それはもう迷ってしまうこと間違いなしです!(笑)
平日は、ランチセットがあります。セットドリンクの種類も豊富なのが嬉しいです。メニューには載っていませんが、小さい子ども用の紙パックジュースも注文できます!(りんごジュースとオレンジジュースの二種類)
レジカウンターを中心に、ぐるっと席が並んでいます。電源やフリーWi-Fiもあって便利です。
おすすめは、中庭を眺めることができる窓際の席です。こちらには、アートに関する本も点々と置いてあり、自由に読むことができます。
お天気の日は、テラスでお食事も良いですね。椅子やテーブルがいくつか並べられていますがその形も様々で、テラス全体がアートな空間のように感じます。席の周りには広々としたスペースもあるので、食事中に子どもが飽きてしまっても安心です。
地下1階には、家族連れにも大人気のおしゃれなファミリーレストラン「100本のスプーン」があります。子どもにとても優しいレストランで、本格的なお味の離乳食が無料でいただけます。店内も、美術館の一部のような素敵な空間です。
4.乳幼児連れに親切な設備やサービス
東京都現代美術館は、「あらゆる鑑賞者に開かれた美術館の実現」という方針をうたっているように、サービスや設備面も充実しています。
おむつ替え台と授乳スペースが、1階と地下1階にあります。(男性が利用できる授乳室は、地下1階)
インフォメーションでベビーカーの貸出しもあります。館内はベビーカーや車いすでも周れるようバリアフリーになっているので、移動も楽々でした!
展覧会を鑑賞するにはチケットを購入
今回は入場無料で楽しめるエリアを紹介しましたが、展覧会の企画展では、子どもが美術にふれるきっかけになるような面白い内容のものが多くありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
展覧会を鑑賞するには、別途チケットを購入します。現在(2021年1月)は、予約優先チケットがオンライン販売されており、各時間に定員を設けて混雑しないように配慮されています。当日でも、館内でチケットを購入することができますが、混雑した場合は待つこともあるようです。
子連れも多く見られる「東京都現代美術館」。ぜひ館内に入ってみてください!お子さんとアートを感じながら、普段のお散歩とは違う体験が親子でできます。慌ただしい毎日を過ごしているママやパパも、美術館の美しい落ち着いた空間に身を置くことで、リフレッシュになると思います!
スポットデータ
スポット名 | 東京都現代美術館 |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 江東区三好4-1-1(木場公園内)(map) |
最寄駅 |
東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩9分 都営大江戸線「清澄白河駅」から徒歩13分 都営バス「東京都現代美術館」「東京都現代美術館前」下車すぐ |
営業時間 | 午前10時から午後6時まで(展示室入場は閉館30分前まで) |
定休日 | 月曜日/※展覧会の入替期間は休館(HPをご確認ください) |
主な施設 |
駐車場あり(約90台)、駐輪場は明記なし |
※2021年1月時点の情報です。