江東区の中でも有数の広大な面積を誇る、水と緑豊かな「木場公園」。区民のみならず、週末は多くの人の憩いの場になっています。木場公園は北地区・中地区・南地区に分かれており、見どころや遊びどころが盛りだくさん!今回は、木場駅に近い「南地区」をご案内します。屋内遊び場や植物園などがあり、みんな訪れる目的も様々。魅力たっぷりな南地区を、授乳室やおむつ替え台など設備の充実度合いにも注目してご紹介!初めての方もきっと、お子さんと安心して遊びに行けますよ。
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南地区は木場駅からのアクセスが便利!
木場公園の真ん中には仙台堀川が流れていて、そこに公園のシンボルになっている大きな木場公園大橋が架かっています。橋の下の川沿いは中地区、橋を境にそれぞれ北地区と南地区になっています。
木場公園の「南地区」は木場駅から徒歩5分のところにあります。東陽町や豊洲方面から自転車でも来やすい距離にあり、週末は多くの人が訪れています。
木場駅からは「木場口」が近くて便利です。交通量の多い“三つ目通り”に面した入口ですが、そこから一歩入るだけで都会から緑あふれる空間へ。自然の空気を感じることができます。
授乳・おむつ替えもできて安心!芝生広がるふれあい広場
木場口から入り、少し進むと目の前に大きな広場が。木場公園一大きい「ふれあい広場」です。芝生が広がり、お日様の光もたっぷり!
お座りしたり少しハイハイしてみたり、赤ちゃんに芝の感覚を楽しませてあげるのにぴったりな場所です。わが子も芝生デビューはここでした!よちよち歩きの小さいお子さんも、転んでしまってもきっと大丈夫。アスファルトだとケガをしないかヒヤヒヤしますが、ふれあい広場では安心して見守っていられます。
周りには所々にベンチが置かれているので、歩き疲れたらひと休み。ベンチ以外でも木陰にシートを敷いたり、テントを張ってお弁当を食べているファミリーも。親子でまったりとした時間を過ごせそうですね。
この広場内には「ドッグラン」もあります。(利用するには登録が必要です。)実は、ここも子どもたちに人気のスポット!かわいいワンちゃんたちが元気に走り回る姿に、子どもたちも興味津々です。お子さんに見せてあげるときは、柵の隙間から手を入れたりしないよう気を付けてくださいね。
ドッグランの隣には、2020年にオープンしたレストラン&カフェ「Park Community KIBACO(キバコ)」があります。店内にはテーブル席と、広場を眺められるテラス席が設けられています。ホットドッグやサラダなどの軽食が注文でき、手軽に食べられるので子連れランチにも最適!
こちらのお店には赤ちゃん連れに優しいポイントも!ベビーカーが入れるくらいゆったりした授乳室が設置されているんです。個室で落ち着いて授乳できる空間が公園内にあるのは、嬉しいですよね。
おむつ替え台は、授乳室の隣のトイレにあります。公園内のカフェで授乳とおむつ替えができるので、赤ちゃんとのお出かけも安心。ここを知っていると、ママもゆっくり過ごせそうですね。
アスレチック遊具に挑戦。「できた!」が増えていく南の冒険広場
子どもたちがきっと目を輝かせて大喜びするのはここ!「南の冒険広場」です。なんといってもアスレチックの数が多い!周辺の公園の中ではダントツです。すべてはご紹介しきれませんが、人気の遊具をチェックしていきます。
南の冒険広場で小さいお子さんにおすすめなのが、恐竜すべり台のあるエリアです。
恐竜の頭から登っていき、しっぽの方からすべり降りていくのですが、これが小さい子どもたちに大人気!見た目もかわいらしく、すべるところが2か所あるのでお友達といっしょに楽しめます。まだすべり台に慣れていないお子さんも、ママパパが隣でフォローしながら挑戦させてあげられますよ。
恐竜すべり台の隣にはスプリング遊具が。1台は背もたれが付いているので、初めて乗せるときも安心です。そのほか近くにはシーソーや回転遊具、もうひとつすべり台があります。
今度は奥に進むと、小学生も思いきり楽しめるアスレチック遊具がたくさん。木々に囲まれているので、“冒険”のような雰囲気に子どもたちもウキウキです。
まずは目を引く大きなロープのジャングルジム!ロープが揺れるスリルを楽しみながら、わが子も少しずつ上へと進んでいました。
木場公園で一番大きなすべり台はこちらです。なかなかの急な角度にびっくりした私ですが、見ていると恐れずにすべっていく子ばかり。慎重派のわが子も刺激を受けたのか挑戦!念のため万全な受け止め体勢をとり、GOサインを出しました(笑)。結果、問題なくすべり降りてきてそれからは得意顔で繰り返し遊んでいました。
木場公園にも、子どもたちが大好きなターザンロープがあります!おしりを乗せる位置がちょっと高めなので、4歳のわが子は抱っこをして乗せるか、自分でしがみついてすべります。全身を使うので疲れそうですが、すべったときの爽快感や達成感からか、何度もチャレンジしていました。
そのほかにも雲梯(うんてい)やクライミング遊具などがあり、たっぷり楽しめる広場です。あまり見かけないアスレチックもあるので、子どもの好奇心もかき立てられるはずです。きっとお子さんの「できたー!」と喜ぶ笑顔が見られると思いますよ。
赤ちゃんにおすすめ◎屋内遊び場のある木場ミドリアム
木場公園内にある施設「木場ミドリアム」に、屋内の遊び場「木場キッズリアム」が2019年にオープンしたのはご存じでしたか?0歳~6歳の未就学児が対象なので、小さなお子さんを持つママパパは必見です!利用人数の制限があるので、混み合わずにゆっくりと遊ばせることができますよ。
床はすべてふかふかのマットが敷かれているので、ハイハイやつかまり立ちのお子さんも安心。自由に動かせるクッションブロックに乗ったり押してみたり、体をたくさん使って遊べます。
木場キッズリアムは、web予約制です。利用したい日の7日前から予約可能で、空きがあれば直前まで受付けています。1日4回の枠が設定されていて、各回60分。各回の間の時間帯にスタッフの方が掃除をしてくれるので、清潔なのもとてもありがたいところ。これが登録・利用も無料なので、未就学児のご家庭にはとにかくおすすめです!
また、目の前には「おやこ休憩広場」があります。テーブルやキッズチェアを自由に使うことができるので、少し屋内で休みたい時にも快適に過ごせます。(2021年8月時点では飲食はできなくなっています。)
木場ミドリアムには売店もあります。焼きそばやサンドイッチなどの軽食から、チュロスやソフトクリームなどのおやつタイムに嬉しいものまでメニューが充実。駄菓子も売っているので、わが子は前を通ると必ず寄りたがります(笑)。横には芝生の「ふれあい広場」があるので、売店で買って広場でちょっと休憩、なんていうのも子どもたちは喜んでくれそうですね。
木場ミドリアム内には授乳室も設置されています。おむつ替え台は、だれでもトイレと男性用トイレ内にありますので、パパとお子さんのお出かけも安心です◎。木場公園に行くなら、ここは覚えておきたいですね!
都市緑化植物園で季節を感じよう
木場公園の癒しのスポットといえばここ!「都市緑化植物園」では、たくさんの花を見ることができます。季節の移り変わり、春夏秋冬を感じられる植物園は、子どもだけでなく大人も存分に楽しめますよ。
今回訪れたのは夏の時期だったので、鮮やかな緑がまぶしかったです。ひまわりも元気に咲いていて、わが子も一直線にかけ寄って眺めていました。
果樹が並ぶエリアでは、大きなかりんの実が落ちており、子どもたちが大喜びでベンチに集めていました。普段は見ることのないキウイの木やヤマモモの木など、美味しそうな実のなる木がたくさん!
また、日本庭園や西洋庭園などのテーマもあるので、子どもと一緒に庭の造りや植物の違いを見てみるのも学びのひとつになりそうですね。
普段立ち止まって自然を見る機会が減ってしまったママパパも、ここではたくさんの緑に囲まれて気分もリフレッシュできると思います。彩り豊かな春や紅葉の秋も美しいので、ぜひ立ち寄ってみてください。
「木場の角乗」が行われる入口広場
「木場」という名前の由来を知っていますか?この辺りは江戸時代頃、木材流通の中心地になっていました。川には材木がたくさん浮いていたそうです。「材木置き場」→「木場」なんですね。
その文化を今でも残しているのが、木場公園にある「入口広場」。こちらにはイベント池があり、毎年10月に木場公園で行われる“江東区民まつり”で、伝統芸「木場の角乗(きばのかくのり)」が行われます。材木を乗りこなす姿は一見の価値ありです!(2021年度は中止)
水と緑豊かな木場公園。南地区は、子どもたちが大好きなアスレチック遊具や広大な芝生広場だけでなく、大人も楽しめる植物園、おしゃれな公園内のレストラン&カフェ「KIBACO」があります。また、小さいお子さんには予約制の屋内遊び場もおすすめです。遊びどころが盛りだくさんの南地区は、授乳室やおむつ替え台、売店などの施設・設備面も充実。お子さんとのお出かけも、安心してたっぷり楽しむことができそうですね。
(2021年6月訪問)
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スポットデータ
スポット名 | 木場公園(南地区) |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 江東区木場4丁目・5丁目・平野4丁目 (サービスセンター:江東区平野4-6-1) |
主な遊具、設備 | 芝生広場・アスレチック遊具・都市緑化植物園・ドッグランなど |
子連れチェック
トイレ | ◯ | 水道 | ◯ |
ベンチ | ◯ | 日かげ | ◯ |
備考 | レストラン&カフェKIBACO(キバコ)、木場ミドリアム内に授乳室・おむつ替え台あり |
※2021年7月時点の情報です。