両側には高層ビルがありながら、目の前には水辺と浜離宮恩賜庭園の緑が広がる都会のオアシス「ウォーターズ竹芝」。船着場には浅草やお台場などへの定期運航船が行き交い、テラス席では景色を眺めながら会話する人や、芝生では走り回る子どもたちの姿が見られます。大都会でありながら暖かい雰囲気の中、ゆったりとした時の流れる空間です。
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電車・自転車・船でも行ける! アクセス抜群の複合施設
わが家がこの施設を訪れたのは9月の良く晴れた休日。息子に自転車で公道を走る練習をさせたいと思い、目的地として設定したのが「ウォーターズ竹芝」。中央区内には大きな橋が多く、上り下りの傾斜が自転車を利用する上で大きなハードルの一つ。特に自転車初心者の息子はブレーキを上手く使えないので、極力橋を渡らずに済む場所を探すのに一苦労。ウォーターズ竹芝はわが家のある勝どきエリアからなら、環状二号線の築地大橋を一本渡れば、あとは平たんな道が続きます。道幅も広め、休日は歩行者も少なめなので、とても走りやすく、息子も気持ちよく自転車をこげたようで終始ご機嫌でした。
公共交通機関でアクセスする場合は、ゆりかもめ「竹芝駅」から徒歩3分、JR・東京モノレール「浜松町駅」徒歩6分、地下鉄大江戸線・浅草線「大門駅」から徒歩7分と、多くの駅や路線を利用できるのでとっても便利。電車好きのお子さんとなら、色んな路線やルートを使って出掛けるのも面白そうですね。
そして、この施設ならではのアクセス方法。それは……「船」!!!
浅草から隅田川を下り、ウォーターズ竹芝の船着まで来ることができます。江東区・中央区内の乗り場は「豊洲」「越中島」「聖路加ガーデン前」があります。豊洲、越中島からは25分、聖路加ガーデン前からは15分ほどのようなので、子どもが飽きる間もなく楽しんでいる間に到着しそうですね。
参考 乗船案内観光汽船興業「アーバンランチ」 参考 運航コース・発着所東京都公園協会「東京水辺ライン」ウォーターフロントのテラス席でリラックスタイム
ウォーターズ竹芝は、名前の通り水に囲まれており、船着場と干潟(ひがた)、そして海を背に右手側の「シアター棟」、左手側の「タワー棟」から構成された複合施設です。シアター棟・タワー棟にはアトレ竹芝、劇団四季の劇場、ホテルなどが入っています。
船着場の周りはオープンテラスと芝生が広がっており、東京スカイツリーや浜離宮恩賜庭園を眺めながらくつろぐファミリーや、1人で本を読む人など、過ごし方はそれぞれ。海風が心地よく、わが家は周辺探索と休憩を繰り返しながらかなり長時間ここで過ごしました。屋外の一部のテーブルは、ランチタイム近くになるとレストランのテラス席になるので、注意が必要です。
芝生の上を裸足で走る子どもたちや、レジャーシートを広げてピクニックをする家族、子どもの写真を撮るパパママなどがいて、微笑ましい光景が広がっていました。
昼前には、タワー棟前のこちらの階段に座ってランチをする人たちの姿も。
かつての江戸前の海の再生を目指した干潟
船着場の一角にちょっと不思議な空間が。近づいてみると「竹芝干潟」と掲示がありました。竹芝干潟は、かつての東京湾で生息した生き物が生息できる環境の保全と再生を目指し整備されたそうです。まだ出来上がったばかりの竹芝干潟ですが、これからさまざまな種類の生き物たちが生息していく場所になっていくことでしょう。そんな過程を間近で見ることができるなんて楽しみです。
干潟の内部は普段は一般開放されていませんが、月に数回、“オープンデイ”としてイベント等が行われる予定だそうです。2020年9月に行われたイベントでは、干潟のクリーンアップ活動として干潟内のゴミ拾いや、ハゼ釣り体験会が行われました。わが家もハゼ釣り目当てに参加申込み!したのですが、ゴミ拾いの前後の話もとてもおもしろく、マイクロプラスチックに関する話や、すぐにでも実践できる環境保護のための行動を、子どもにも分かりやすく説明してくれました。
おしゃれなインテリアが並ぶアトレ竹芝
船着場を挟んで左右にあるビルの中には、シアター棟とタワー棟からなる「アトレ竹芝」が入っており、中はまるで高級家具店!? 各所にソファやテーブルが配置されており、自由にくつろぐことができる空間になっていました。
シアター棟1階はパブリックラウンジになっており、様々な家具が配置されていました。気に入れば購入もできるそうで、おしゃれなインテリアショップでウィンドウショッピングしているような気分でした。
タワー棟には主にカフェやレストラン、シアター棟にはエンターテイメント要素の詰まったお店が数多く出店しています。
わが家はこの日のランチをタワー棟1階の「the 3rd Burger」で購入し、外のテーブルでいただきました。
店内で発酵から行うという手作りのふわふわバンズに、ブロックで購入したお肉を店内でミンチにしているというパティと、こだわりの詰まったハンバーガーは美味しい! 11時半頃に並んだ際には5組ほどだった列が、12時過ぎには15組くらいの行列になっていました。バンズが本当にふわふわだったので、撮影時にちょっと潰れてしまいましたが、それでももちろん美味しさは変わらず。もう一度食べたいお味でした。
もう一店舗、おすすめのお店がタワー棟にある「ビオセボン(Bio c’ Bon)」。パリ発のオーガニックスーパーマーケットです。中でも、私が気になって購入したのが、ナッツやドライフルーツの量り売り。自分の好きな量だけ購入できるので、色んな種類を少しずつが叶う嬉しい販売方法です。また、小麦を使わないグルテンフリーのスイーツが多く、小麦アレルギーの友人へのお土産でケーキを購入しました。見ているだけでも楽しいお店でした。
アトレ竹芝内のトイレにはおむつ替え用のベッドが備え付けられていたので、小さなお子さん連れでも安心です。
ちょっと大人なイメージのあった竹芝。しかし、足を踏み入れてみると子連れでも楽しめるポイントがたくさん。私が訪れた日も小さな子どもを連れたファミリーがたくさんテラス席でくつろいでいました。海と自然の緑と青い空を眺めていると心がとっても癒されます。是非、お天気の良い日に出かけてみてください!
(2020年9月訪問)
スポットデータ
スポット名 | ウォーターズ竹芝ーWaters takeshibaー |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 港区海岸1-16(map) |
主な施設 | アトレ竹芝、JR東日本四季劇場【春】【秋】、メズム東京(ホテル)、船着場、干潟 |
子連れチェック
トイレ | ◯ | 水道 | ◯ |
ベンチ | ◯ | 日かげ | ◯ |
備考 |
※2020年9月時点の情報です。