日本で国際通信が開始されたのは1871年(明治4年)。2021年に150周年を迎えたことを記念して期間限定で開催されている「HOKUSAI REMIX(ホクサイ リミックス)」。世界的にも評価が高い葛飾北斎の浮世絵を新感覚で楽しむ、通信の力を用いたアートイベントを無料で体験できます。
コンテンツ
HOKUSAI REMIXを体感する、全体の流れ
2)「BEAT HOKUSAI(ビート ホクサイ)」太鼓の音で波や山を操る。
「HOKUSAI ME」で自分の分身と作品がリミックス!
「HOKUSAI REMIX」は2つのプログラムで構成されています。まず1つ目が「HOKUSAI ME」。会場で渡された専用スマートフォンのアプリでアバターを作成し、葛飾北斎の浮世絵の世界で波に乗るんです。ポーズ、髪型、肌・服・サーフボードの色を選ぶだけでも何通りもの組み合わせができて面白い。そして最後は顔。読み込んだ自分の顔が浮世絵風になってアバターとなり、自分の分身が完成。すると、壁面の北斎の作品の中にそのアバターが登場!波に乗って会場を巡ります。
アバター作成中
このアバターはダウンロードして思い出に残せるんです。壁面に大きく映し出されたアバターの右下のQRコードを、自身のスマホで読み取ります。
筆者のアバター(右下にDL用QRコード)
時間内ならいくつでも作れるので、わが子たちは、後出の「BEAT HOKUSAI」も楽しんだ後はアバター作りに没頭していました。赤富士の被り物などちょっとおふざけが入ったパーツもあり、子どもたちの心を鷲掴みにしたようです。
左からアバターたちが流れてきている
また、会場に行かずとも世界中どこからでもWEBやスマホで参加できるのも魅力。「ご自宅で楽しむ HOKUSAI REMIX」をご覧ください。
「BEAT HOKUSAI」で作品同士がリミックス!
2つ目のプログラムは「BEAT HOKUSAI」。通信手段の1つとして古くから使われてきた「音」が、北斎の作品を操ります。
会場内には電子ドラム1台と電子太鼓4台が設置されています。これらを自由に叩き、その放たれた音が波や山を動かします。この音は有線ではなく、空間を飛ばして感知させているところも、昔と今の作品の融合を体感できておもしろい。
音の種類や大きさによって、波や山など風景の動きが異なるんですよ。2種類の太鼓の演奏(?)を約13秒の動画で紹介します。
動画にあるように、常にアバターが流れています。音で北斎の作品をリミックス、アバターで北斎の作品をリミックス、そこに新しいアバターが登場してさらにリミックス、など一瞬一瞬が新しい「リミックス」を体感できるのが「HOKUSAI REMIX」なんです!
最後にアンケートに答えると、オリジナルキャラメルをもらえます。「赤と白のサイコロのキャラメル」と言うと懐かしく思う人も少なくないかと思います。そのキャラメルのHOKUSAI REMIX限定版です。
ショールームの体験コーナーもおもしろい!
「HOKUSAI REMIX」の待機場所となっているエントランス及びショールームでは北斎の作品を見ることができます。
ショールームではKDDIが提供している5G関連アイテムやコンテンツを体験できます。ORANGE RANGEとZARDのバーチャルライブや、アバターを作ってバーチャル渋谷へ繰り出せる「AVATARIUMスキャナー」も開催中。詳しくは「GINZA 456で体験できること」をご覧ください。
わが家が楽しんだのは「デジタルぬりえ ~新ぬりえ体験~」のデジタル紙相撲、その名も「PAPER RIKISHI(ペーパー リキシ)」。
5種類ほどのぬり絵から好きなデザインを選び、自由に塗り、スキャナーで読み込むと3DになったRIKISHIがモニターに登場!私のものも、展開図状だったぬり絵が筒状になってます!ちゃんと柄も立体的に瞬時に再現されて、デジタルの力ってすごいなと思い知らされました。(以下3枚の写真はクリックで拡大できます。)
知っておきたい設備
HOKUSAI REMIXの移動は基本的に階段です。エレベーターもあるので、必要な際はスタッフに声をかけてくださいね。
地下1階の会場の隅にロッカーがあります。年齢に関係なく1人1個割り当てられますが、わが家は全員分まとめて上着やカバンを入れました。利用は無料です。
1階ショールームの奥には、スマホ充電レンタルとAEDがあります。
トイレは、2階に男女別が、地下1階に車椅子用が1つずつあります。いずれもおむつ替えスペースはありません。スタッフに伺ったところ、車椅子用トイレはベビーカーも一緒に入れる大きさとのことです。
会場「GINZA 456」へのアクセス
銀座4丁目の中央通りに面している、大きな青い看板の「山野楽器」が目印です。このビルの地下1階から地上2階がGINZA 456。最寄駅は銀座駅A9出口ですが、エレベーター利用の場合は、中央通り反対側のA8出口を利用すると便利です。
中央通り(中央の青い看板のビル。左手は三越。)
GINZA 456エントランス
「HOKUSAI REMIX」は期間限定イベントにつき、2022年1月中旬までの予定です。完全入替制で1日12回開催されますが、1回の定員は8名。週末や祝日は早く埋まってしまうので、気になる方は早めにご予約を!
(2021年10月訪問)
スポットデータ
スポット名 | HOKUSAI REMIX(ホクサイ リミックス) |
公式情報 | このスポットのオフィシャル(公式)サイトへ |
住所 | 中央区銀座4-5-6 GINZA 456 |
最寄駅 | 東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線「銀座駅」A9出口の前 |
営業時間 | 10:30~19:15(最終受付18:35) |
定休日 | 無休(HOKUSAI REMIXは2022年1月中旬までの予定) |
※2021年11月時点の情報です。